当社は戦後間もない1949年に自動車部品メーカーとして活動を開始した「株式会社長尾製作所」をルーツとしています。長尾製作所は、1955年の液圧拡管方式の研究開発、転造機の開発、1958年の熱交換技術に関する特許取得などを皮切りに、独自技術によってご信頼をいただき、わが国の高度成長とともに歩んできました。その後も自社開発技術を中心とする「モノづくり精神」に溢れた企業として、熱交換器の開発、エアードライヤーの製造などで着々と実績をあげ、1987年には科学技術長官賞を授与されるまでに発展しました。
日本経済が成長期から安定気に入ったとされる1989年に、米国FLAIR社との取引を拡大、同社の吸着式エアードライヤーの取扱を開始しました。この分野の成長を受け、神奈川県の県央愛川ハイテク研究所団地において、NRGセンターを新設、ドライヤー部門の研究開発に注力するとともに、この部門と米国FLAIR社との合併による「フレアー・ジャパン株式会社」を設立致しました。
やがて21世紀を迎え、高度情報社会の到来とともに、急速な経済状況の変化に対応するべく、2004年に「株式会社長尾製作所」「フレアー・ジャパン株式会社」の両社を統合し、あらたに「フレアーナガオ株式会社」を設立、各部門ごとに責任を分担し、連携しながら事業全体の意思決定をよりスピーディーに行える体制を確立しました。また中国蘇州にも拠点を設けるなど、グローバルな視点でお客様のニーズに対応できる体制を整えました。